平成28年予算委員会 福祉・衛生費( 3月 1日)

待機児童対策現状と今後の取り組み

○西山陽介委員  西山です。どうぞよろしくお願いします。待機児童対策についてお伺いさせていただこうと思います。

 平成19年に議会に送っていただきまして、そのころというのは、私なりの実感ですけど、さほど待機児童という言葉ですとか、また保育園になかなか入れなくて困ったというお声は、その時点では余り感じなかったというか、あったのかもしれませんが、体感的にはそうだったのかなと、そんな印象です。ところが、その直後から、本当に3けたの待機児童数というような推移に入ってきまして、昨年の4月1日では209名ですか、こういった保育園に入りたくても入れないというような推移があります。

 まず、最初にお伺いさせていただきたいのは、これまでの本区の待機児童の推移については、本区にとってどういう状況だったのか。そういったことについてのまず御認識について伺いたいと思います。

○小野寺保育政策担当課長  委員おっしゃるとおり、平成19年度、20年度ころにつきましては、待機児童の数も58名ですとか、あるいは100名ちょっとですとか、まだ今ほどは大きな数字じゃありませんでした。これが22年度、23年度ということになりまして171名ですとか、そのぐらいの数になりまして、一番ピークだったときが平成25年度で270名です。

 豊島区も待機児童が50名を超えれば、児童福祉法に基づきまして、待機児童対策である保育計画というものをつくらなきゃいけないということになっていまして、平成 20年度から区のできる範囲で待機児童対策を続けてまいりました。平成25年度に待機児童が270名という前年度の倍以上の数になったということを受けまして、それまで続けてきた保育計画のほかに、待機児童対策の緊急プランですとか、そういったものもさらに加味しまして、平成26年度は待機児童が240名、そして前年度は待機児が209名と、一応この間は2年連続少しずつ減少していると、そういった状況でございます。

○西山陽介委員  そういう中で平成20年、また21年ぐらいから、それに呼応して保育の計画の見直しをされてきて、本当さまざまな取り組みをしていただいて、現在に至っていると思います。それでもなかなか、数という数字だけを見ますと、まだまだ保育に対する需要に追いついていっていないという、そういった現実もあります。押しなべて、この待機児童の解消のための本区が取り組んできたこと、また加えて、この平成27年度に取り組まれてきたこと、その辺について、しっかりここの場であらわしていただければと思いますが、いかがでしょうか。

○小野寺保育政策担当課長  待機児童対策ですけども、平成20年度から豊島区の保育計画、それから22年版豊島区保育計画、待機児童対策緊急プラン、そして子ども・子育て支援事業計画、そういった多様な待機児童対策に取り組んできまして、平成20年度から去年の4月1日までで合計で約2,100名ぐらい保育の受け入れ枠をふやしてきております。

 今年度につきましては、この1年間で認可保育園新設が10園、そして小規模保育所の新設が6園、あわせて922名の受け入れ枠をふやしてまいりました。この922名という数字は過去最大の数字でもありますし、本来、平成29年度末までに1,000名の受け入れ枠をふやすという区の計画を1年前倒しで達成したということで、計画自体は順調に来ていると思っております。

○西山陽介委員  私も一般質問などで待機児童ゼロに向けてということでさせていただいた際に、今言っていただきましたけども、認可保育所10園、それから小規模保育所を 18園、1,000名をもって待機児童の解消に取り組んでいくということの答弁も、本当に今、記憶にきちっと残っている中で、そのような中でこそ計画を前倒ししていただいて、922名というこれまで過去にない定員増を果たしていただいた。そういうことはしっかりと評価をさせていただきたいと思っています。

 そういう状況の中で、この平成28年度4月から始まる来年度に向けて、どのような取り組みを計画されているのか、それについていかがですか。

○小野寺保育政策担当課長  子ども・子育て支援事業計画につきましては、とりあえず計画時では達成したんですけども、今度の4月も一定の待機児童が発生する見込みでもありますので、さらなる施設の整備の拡充のほうを行ってまいります。

 現時点でイメージしておりますのは、来年度1年間で認可保育園の新設を10園、大体定員で言いますと650名から750名程度は拡大したいと思っておりますし、それ以外にも区内にあります認証保育所、そちらについても2園、または3園、来年の4月には認可保育に移行できるような準備のほうをして、とにかく新たな施設、それから既存の施設でも、それを例えば認可にすることで、より保護者の方に利用していただきやすくなるような、そういった方策について取り組んでまいります。

○西山陽介委員  待機児童の推移を見ますと、平成25年から6年にかけて30名、その翌年も30名ということで、ことしの4月1日時点の待機児童数、この予測というのはもう見えているものでしょうか。

○小野寺保育政策担当課長  昨年の11月から12月にかけて、今度の4月の保育園の入園の申し込みがありました。現時点の申込者の数が大体昨年度とほぼ同数なんですけども、今年度、年度途中に認可保育園4園、そして小規模保育所4園つくっていまして、その乳児枠はすべて埋まっております。

 そういったことを考えると、保育需要自体はかなり伸びている印象がありますので、今ちょうど2次申し込みの選考を行ってございますので、最終的な数字は5月、6月にならないとわからないんですけども、大体150名程度、その前後になるのではないかと今の時点では予測しております。

○西山陽介委員  そうですね。まだまだそういう予測があるということは、さらにやはり加速化していく対策が必要と思います。

 一方、待機児童対策の中の1つとして、平成25年度からだったと思いますけれども、いわゆる小規模保育ということで、東京都初のスマート保育所も目白のほうですか、東京都初としてこの豊島区で開設したということで、そういった取り組みも本当に功を奏している部分も現実にはあるわけですけれども、そういう中でちょっと1つ課題だったのが、地域型保育所では給食が提供できる場合とそうでない場合というのがあったと思います。この辺について、給食の提供がやはりないと、保護者の皆様、お弁当というのはなかなか朝大変という声も聞いております。その辺の状況についてはいかがでしょうか。

○小野寺保育政策担当課長  確かに、新しい制度になりまして、それまで給食の提供をしていなかった保育ママですとか、また保育ママなんかが新たな認可施設になったわけですけども、一番の課題が今、委員おっしゃったとおり食の提供、いつできるのかということでした。

 今年度、事業者の努力と区のサポート、そういったことをしてまいりまして、当初、給食の提供ができなかった施設型保育ママ6カ所、7カ所ぐらい、それから家庭的保育事業者、これが3カ所なんですけれど、家庭的保育事業者につきましては、区立保育園からの給食の搬入を昨年5月から行っていますし、この間も3園か4園ほど、年度途中ですけれども給食の提供ができるような形で進んでおります。1年間たちまして、1園を除いてはすべて給食の提供ができるような状況になっております。

○西山陽介委員  1園残してということですけども、その辺の計画、手当、その辺は大丈夫なのかと、その辺はいかがでしょう。

○小野寺保育政策担当課長  残りの1園につきましては、施設の構造上、改修しても調理がちょっとできない物件なんです。ですので、この間、事業者と話し合ってまいりまして、転居、給食の設備がつくれるような、調理ができるような施設に転居した上で給食の提供をしようということで、新年度からの1年間の間にかけまして、いい物件を探した上で転居した上で給食の提供をしようとなっております。