平成28年予特委員会 議会・総務費( 2月29日)

従来の期日前と共通投票所の設置

○西山陽介委員  事情は今、御案内のとおりというふうに受けとめはさせていただこうと思います。新しいところ、民間の施設、そういったところでの新たなチャレンジをしていただくということになると思いますので。

 ただ、それは行政の理由だと思います。私が今投げかけさせていただいたのが、利用が思わしくないということは、やっぱり大きく発表というか出されているわけで、確かに全国的にも、また豊島区の中においても、投票率の低下傾向がある。御指摘のとおりだと思います。ただ、トータルの投票率は下がっているかもしれないけども、期日前投票については、これは徐々にでありますけども、投票数については上がってきている、こういうような認識もあるというふうに思います。

 先ほど、期日前投票所について、現在の4カ所について、それぞれの投票所での期日前投票数に対する比率というものを御説明の中でいただきましたけども、ちょうど今回、参議院選が改選をされるのが6年前の参議院選で、今回改選されるわけですけども、6年前といえば平成22年の7月に参議院選挙が行われ、その後、現在まで国政選挙が3回行われてきています。平成24年の衆議院、それから平成25年には、3年前ですが、参議院、それから平成26年の12月に衆議院が行われております。

 そういう中で、全体の投票者数、また投票率については、当日の有権者数が6年前の参議院から直近の26年の衆議院に対しておよそ3%、私の手計算ですが、当日の有権者数が103%ふえておりまして、ところが、投票者数については、平成22年の参議院を仮に100というふうに仮定しますと96%、投票率については92%と、このように低下になっています。

 ところが、期日前投票については、同じように平成22年の参議院を指数として100としますと、順に国政選挙だけを追って見ますと98%、106%、109%と、期日前投票数は確実に上がってきております。

 その中で、この池袋図書館の期日前投票所については、同様な項で見てみますと、平成22年の参議院の期日前投票数を100としますと、その後の24年の衆議院では111%、平成25年の参議院では122%、平成26年の衆議院では138%と、ほかの3カ所の期日前投票所と比べましても、増加している数というのは明らかにふえている、このように考えられると思います。

 この池袋図書館の期日前投票所を設置していただいたところの始まりが平成19年の決算特別委員会で、この中では当時3カ所であった期日前投票所が23区で一番少ない数だということと、もう1つは、豊島区の特徴として、線路をまたいで東側、西側ということになっていて、東側で2カ所、そして西側で1カ所という、そういった状態を少しバランスを緩和しようというような、そういったお考えをいただいて、平成21年の都議会議員選挙から、この池袋図書館の投票所を設置していただいたわけでございます。

 こういった新しいところでございますので、最初は期日前の投票数も1,000人ほどでありましたけども、現在では2,000人に迫るような、倍増するような、期日前投票数もふえておりますし、また、昨年4月の豊島区議会議員選挙におきましては、1,713名の方が期日前に足を運んでいただいております。1,700人とか1,900人といえば、区議会に例えてみれば1議席いただけるような、それだけの人数の方々でございます。

 いろんな御事情があるのは御説明でいただきましたけども、ぜひ、この池袋図書館の周辺は、どちらかといえば豊島区の中でも交通のやや不便な地域とされているところでもあります。また高齢者ですとか障害者、また子ども連れの有権者に対しては、やっぱり不便を強いることになるんではないか、このような心配は私は強く感じているところであります。ぜひ今回の決定について、休止という表現を使っていただきましたので、このような地域の思いもぜひ酌み取っていただいて、この池袋図書館期日前投票所についても今後の検討の中にぜひ入れ続けていただきたい、このように考えますが、この点についていかがですか。

○神田選挙管理委員会事務局長  今、貴重な御意見ありがとうございました。この意見をぜひ選挙管理委員会の中でも十分伝えまして、今後の対応を考えていきたいなというふうに思っております。

○高野区長  私、余り選管等々には口出すことは差し控えておりますけど、先ほど来お話ししたように、今回の期日前投票については、ぜひ両デパートでやりたいというような強い選管からの要請で、何か門前払いなんで何とかということで、私も熱っぽくお邪魔し、トップとお話をさせていただいて、こういう経過があったんですけど、ただ、私も余り、その場で非常に効果がなきゃ何も意味がないということで、じゃ、西武と東武のどこの場所にするのだというようなことを聞いた。場所が悪いんですよね、すごく。西武が7階で東武が5階というように、かなり中に入っていかなきゃいけないんで、そこまで行くには、やっぱり僕なんかの感覚では、できるだけ1階の一番目立つところへという気もあるんですけど、やはりデパートで商業ですから、なかなかそういう場所は貸してくれないというんで、じゃ、もう交渉に行こうかといったら、もうそれ以上、区長やらないでくれと言われたので、それに従いますけど。

 ただ、私は今回、招集あいさつでも申し上げたように、今回、選挙はがきをする選挙のお知らせ、これにぜひ期日前投票のチラシを入れて、そして、西武も東武も非常にわかりやすい、どこにありますよというところまで明記をして、そして、10万世帯配る。それに必ずやっぱり今回の期日前投票の案内を入れて、そして、さらには新庁舎、ここは8階という形でありますけど、今、確定申告をやっていますよね、税理士さんが5階で。非常に新庁舎という新鮮味があって、お客さんが非常に区民の方ふえているというような形の中で、やはり新庁舎と東西区民事務所と、さらに加えて両デパートが協力をしてもらえるという形では、私は効果が上がる、上げるようなやっぱり対策を積極的にやっていかなきゃいけない、それについては、広報等々にもいろんな形の中で期日前投票についての呼びかけを大いにやるべきだと思っております。

 選挙になりますと、宣伝カー、あるいはティッシュペーパーを配ったりいろいろやりますけど、なかなかそういうんじゃ効果が上がらない。一番やっぱり上がるのは、10万枚それぞれお手元に届いた形の中で、こういう形で期日前投票はあるんだなというような形で御理解いただいて、それが投票率のアップにつながるという、ちょっと第三者的なあれで申しわけないんですけど、余り選管のほうには口出せませんが、アドバイスだけはしておるつもりでありますので、何とか上がるように努力をしてまいりたいと思います。

 また、池袋図書館については、今後の問題という形の中での検討を選挙管理委員会でいろいろと詰めていただけるんじゃないかと思っておりますので、よろしくどうぞ。

○西山陽介委員  その利便性ですとか、区長がトップとして交渉していただいたこと、私も先ほどの繰り返しになりますけども、本当にトップセールスをしていただいたゆえんだと、そのように評価していることは間違いないです。ありがたく思っています。

 ただ、これまであったところについて、1,700人とか1,900人の方々がそこに足を運んでいただいたところが急になくなるわけですから、そういった心とか気持ちもぜひ酌み取った形として今後の運営というんでしょうか、そういったものをしていただきたいというのが本意であります。

○西山陽介委員 一方、政府は、閣議で共通投票所の設置を可能にすると、このように言っていますけども、時間があれですので、私のほうで先しゃべっちゃいますけども、共通投票所は、通常は投票日当日は指定投票所でなければ投票ができませんが、この共通投票所という機能を備えた投票所については、いわゆる選挙区内であれば、ですから豊島区内であれば、その共通投票所に行けば、どこに住んでいたとしても投票ができる、そのような機能のところだと思います。

 このように利便性がすぐれているところにせっかく設置していただくんであれば、これら期日前投票所について、共通投票所とすることができないのかどうか、また、そういう方向を積極的に検討していくべきだと、このように思いますけども、いかがですか。

○神田選挙管理委員会事務局長  今現在、政府のほうが法改正を予定しているということで、今御指摘にありましたような形、共通投票所ということも検討されているということでございます。

 ただ、共通投票所の前提となりますのが、全投票所をオンライン回線で結んで二重投票を防ぐということがどうしても求められるというか、それがなければうまくいかないという形になってございます。まずその辺の課題をクリアするということがまず第1点、大きなものとして残っております。

 それから、法案の内容をちょっと詳しくは存じ上げないんですけど、確かに投票時間の繰り上げはできるんですけれど、今現在ですと2時間というような指定でございまして、そうしますと、8時半の2時間ですので、10時ということで何とかなるなという形もございます。

 あと、繰り下げることがどうなのかということもございますので、その辺をあわせて、可能であれば、また西武、東武、両デパートと交渉いたしまして、そうした実現に向けて取り組んでいきたいなというふうには思っております。

○西山陽介委員  これ、できたら本当華々しいと思いますよ。共通投票所なんていう考え方は、これまで御専門の方は考えていらっしゃったと思いますけど、私たちは、そういうことができたらいいななんてぼんやり思っていましたけど、いよいよこれが現実になるかもしれないということで、両デパートの期日前投票所が当日に共通投票所になれば、これは利便性はますます高まるなと。いろんな諸事情あると思いますけども、ぜひ御検討をお願いしたいというふうに思います。

 一方、私ども公明党は、選挙権を得た直後に、春先ということもありまして、就職や進学で引っ越した人が投票できなくなるような、いわゆる投票権の空白、こういうものも国の議論の中で、その解消を実現させたと、このように思っているところでありますけども、この引っ越し、投票権の空白という引っ越し前の住所で選挙権年齢に達する前も含めて3カ月以上たっていれば、3カ月以上住んでいれば、旧住所地で投票ができる。これが今まではできなかった。これが新たにできるようになったということで、この点についても選挙管理委員会では、その体制について御準備いただくことが必要かというふうに思っていますけども、この体制について万全を期していただきたいと思いますが、その辺についてちょっと御所見をいただきたいと思います。

○神田選挙管理委員会事務局長  今、委員御指摘の、3カ月間前に転出してしまったと、そうしますと、通常、今の制度ですと選挙人名簿に登録される場合につきましては、3カ月間という、住んでいなければいけないという規定がございます。その前に転出してしまいますと、今度、こちらのほうに新しい住所に移ってきたといたしましても、いわゆる3カ月間登録がないと選挙権はないという形になります。

 そうしたことから、今回18歳以上の方、選挙権与えられますけれど、7万人ぐらいでしたか、そのぐらいの方がそのはざまでひっかかってしまって投票できないんではないかというふうに言われております。その辺を解消するために法改正が行われまして、さかのぼって前の住所の地で投票できるというような制度になったということでございます。

 各自治体ともそうなんですけれど、この制度改正におきましては、システムの改修が必要となりますので、豊島区におきましても、今現在システム改修のほう準備を進めているところでございます。当然、18歳とあわせまして、遺漏のないように万全を期して、間違いないように、ミスを起こさないようにという形でテストを十分行いまして、慎重に対応していきたいなというふうに思っているところでございます。